連日Poser11がビミョーだと言っていますが、そんな彼(彼女?)にもキラっと輝く新機能が搭載されました。
マルチレゾリューションモーフ。
サブディビをかけたメッシュに対してモーフを作成することが出来ます。
すげーぇ!
これで何が出来るのかというと、ハイメッシュなキャラでなくてもおパンツの紐が肌に食い込むモーフが作れるということです!
今までこの食い込みを表現するには、食い込んだ形でモデリングするか食い込むことを想定してメッシュを割っておかなくてはいけませんでした。

さっそくポランさんパウロさんで実践しようかと思いましたが・・・
Poser11のモーフツールが重すぎてスカルプトなんて夢のまた夢でした・・・

とりあえずプリミティブボールで実験してみました。151121_01
サブディビを2段階あげてスカルプト。
もうこの段階でスムーズなストロークが得られてません・・・

スカルプトが終了した後にサブディビレベルを下げてみましょう。
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むむっ
サブディビレベル2でスカルプトした内容がサブディビレベル1に反映されていません。
どうやら上位のモーフ情報は下位に転送されない様です。

でも心配ご無用。
モーフツールにBake down for subdivisionという機能があります。
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サブディビジョンレベルを2に戻し、Bake down for subdivisionをチェックしてスカルプト。
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サブディビジョンレベルを1に落とします。
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おおぉ、サブディビジョンレベル2でスカルプトした内容が見事に反映されています。

ん?
ちょっと待てよ。
Bake down for subdivisionにチェックにチェックを入れてからスカルプトした内容ではなく、チェックを入れる前にスカルプトした内容まで転送されてる。
なにこの仕様?
つまり、Bake down for subdivisionにチェックを入れると、ストローク終了後に下位レベルに現在のレベルのモーフ内容が全て転送される・・・
ストロークごとに毎回これやってるの?
アホかと・・・
だったらチェックボックスではなくボタンにして転送したいときにボタンを押すようにするのが普通じゃないか?
それに加えてチェック入れた状態のストロークだけ転送してくれる機能も付ければもっと使い勝手が良くなるよね。
なんなんだぁ、このただ付けてみましたって感じの新機能はぁ・・・

まぁ、仮にBake down for subdivisionがまともな仕様だったとしても、Poser単体で高解像度のメッシュにスカルプトするのは無理そうなので、やっぱりZBrush先生になんとかしてもらうしかないですねぇ。
次回はGoZがマルチレゾリューションに対応しているか探ってみたいと思います。